「1億円ないと会社辞められない」vs「半額以下でサイドFIRE」。この差は何?

資産形成軸+マインド

1億円くらい資産がないと、会社を辞められないかも……

 先日、仲良しの先輩Nさんとお会いした時に飛び出したこの言葉。 私は耳を疑いました。

 なぜなら、私は先日FPやAIに相談し、自分なりの目標額を「1,800万円」に設定、かつ、その他に夫とも家計の目標を合意したばかりだったからです。

Nさんの目標額は、私たちの家計の目標金額の倍以上。

自分たちの見立ては甘すぎるの?」「ずっと働き続けないといけない?

と一気に不安が押し寄せました。

 しかし、よくよく話を聞いてみると、そこには「Nさんならではの深い事情」があったのです。

今回は、なぜ同じ職場の二人でここまで目標額が違うのか、その裏側にある「自分軸の目標設定」の大切さをお話しします。

1 お金が大好き!な社長夫人、Nさん

 Nさんは5年ほど前に職場で出会った先輩です。

彼女の魅力は、なんといっても「私はお金が大好き!」と堂々と公言しているところ。

  • お金が大好きで、お金持ちの社長さんと結婚した「共働き社長夫人
  • 通帳の数字が増えるのが快感、でも使うのも大好き
  • 投資知識も豊富で、この2〜3年で資産を1,000万円以上増やした実力者

そんなNさんが「自分は働かずに家で子供たちと過ごしたい」と漏らしたことから、今回の「1億円必要説」が浮上しました。

2 なぜ「1億円」も必要なのか? 4つの決定的違い

同じ4人家族で、同じ職場で働く私たち。

それなのに、なぜ必要額に大きな差があるのか?

深掘りすると4つの違いが見えてきました。

① 住居費の重み(賃貸 vs 注文住宅)

私: 家賃・駐車場込みで月8万円の賃貸。身軽さを重視し、今は家を買わない選択。

Nさん: 好立地のこだわり注文住宅。4年前の新築でローン残高も多く、固定費の比率が高い。

② 立場に伴う「社長家」の出費

私: 夫婦のお小遣いは月3万円

Nさん夫(社長): 部下への差し入れ、会食、立場に見合った身だしなみ

「社長=高収入」ですが、同時に「立場ならではの出費」も避けられない現実がありました。

③ 理想の「家族行事」のスケール

私: 年1〜2回の国内旅行。たまに海外へ行けたら最高。

Nさん: 年1回、2〜3週間の海外滞在

    贅沢なアクティビティも妥協なし。

    昨今の円安もあり、Nさんの理想を叶えるには1回で300万円以上かかることも。

④ 人的資本(稼ぐ力)と「安全マージン」の考え方

 実はここが、目標金額に差がついた最大の理由かもしれません。

いざという時に「自分自身でお金を稼ぎ直せるか」という人的資本の形が全く違ったのです。

私の強み:国家資格という「保険」

私は保育士幼稚園教諭、そして宅建宅地建物取引士)の資格を持っています。

これらは人手不足の業界や、40代未経験からでも再就職のチャンスがある武器です。

たとえ資産が底をついても、最短ルートで現金を稼ぎ出す手段」があるからこそ、退職時の資産額をある程度攻めた金額に設定できています。

Nさんの懸念:特殊スキルゆえの「守り」の必要性

 Nさんは客観的に見て仕事ができる方ですが、現在の会社以外では活かしにくい性質があります。

「どこでも通用する国家資格」がないため、一度辞めた後のリスクヘッジは「二度と働かなくてもいいかすぐに働けなくても生きていけるレベルの現金(=1億円)」を持つことだったのです。

3 まとめ:数字の「表面」だけをうのみにしない

 今回の件で、私は大切なことに気づきました。

それは、「誰かと比べることは必要だが、誰かと比べるのが絶対ではない」ということです。

SNSや知人の「〇〇万円貯まった」「〇〇円ないと不安」という言葉に、つい心が揺れてしまいます。

でも、その数字の裏には:

  • どんな生活を理想としているか
  • どんなリスク(固定費や再就職の難易度)を抱えているか

という、個別の背景が必ずあります

 Nさんの1億円は、彼女が「自分らしく、かつ安全に生きるための正解」。

そして私たちの決めた金額もまた、私が「家族との幸せを維持できる正解」なのです。

 誰かが言った表面的な数字を鵜呑みにせず、「自分たちの理想とリスクにはいくら必要なのか?」という自分軸で考えること。

それが、最短距離で自分らしいリタイア生活に近づく鍵なのだと確信した出来事でした。

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