【実録】主婦が200万かけて得た「選択の自由」|保育士・宅建・英検の取得費用とリアル

資産形成軸+マインド

 前回の記事では、退職後の働き方として、気楽な「汎用ワーク」と、強みになる「スキルワーク」のメリット・デメリットを比較しました。

前回の記事はこちら↓

 「選択肢を持っていること」こそが心を自由にする、とお伝えしましたが、今回はさらに踏み込んで、私が実際に持っている資格と、その取得にかかった「リアルな費用と期間」を赤裸々に公開します。

「保育士・幼稚園教諭」「宅建」「英検2級」……。

一見バラバラに見えるこれらの資格ですが、一つひとつに忘れられない物語と、当時の私の「必死な想い」が詰まっています。

1. 保育士・幼稚園教諭:原点は「親友との別れ」

 私がこの資格を目指したきっかけは、小学5年生の時でした。

親友が虐待を理由に突然引っ越してしまったのです。

子どもを取り巻く環境に強い関心を持ち、「いつか力になりたい」と、高校卒業後に2年制の専門学校へ進学しました。

  • 取得のリアル:学費は約200万円(+実習費や交通費)。決して裕福ではない家庭で、親からは「就職してほしい」と言われましたが、「学費を全額自分で出すこと」を条件に許してもらいました。
  • 努力の跡:バイトを3つ掛け持ちして学費を捻出。楽ではありませんでしたが、実習を通して「子どもと関わる楽しさ」を確信できた、かけがえのない時間でした。

 当時、「とりあえず違う職業に就きたいけど、結婚出産後を見据えていまのうちに保育士の資格を取る」と言っていた同級生がいました。

ずいぶん先を見てるんだな、大人だな、と思っていましたが、今まさにその「選択肢としての強み」を痛感しています。

※豆知識:保育士は国家試験に合格することでも取得できますが、幼稚園教諭は学校での履修が必須です。

2. 宅建:上司の「ムチャ振り」から始まった最強の武器

 取得したのは結婚直前の2020年。

当時の上司に「取っておくと役立つぞ。試験は4か月後だぞ」と半ば強制的に(?)言われたのが始まりでした。

今思うと、当時の私は本当に素直でした(笑)。

Youtubeを勉強に取り入れたのも、この頃からです。

今の仕事で使える範囲は限定的ですが、書類を確認するときにほかの職員より早く理解ができたり、一歩突っ込んだ会話ができるようになったので、取得した甲斐はあったと思います!

  • 取得コスト:参考書代や試験費用を合わせ、20,000円弱
  • 勉強スタイル:独身最後の時期、通勤時間や休日のファミレスにこもり、参考書と過去問を徹底的に回しました。参考書のほかに、移動時間も無駄にしまいとYoutubeでの勉強も始めました。このころ参考にしていたのは、『ゆーき大学』様の宅建関係の動画です。非常に丁寧に、わかりやすく解説してくれているので、理解が甘いところは動画を見まくって勉強していました。
  • 最強の理由:不動産の「重要事項説明」は宅建士だけの独占業務。さらに事務所には「5人に1人」の設置義務があります。これがあるだけで、再就職の土俵に乗れる安心感は絶大です。
  • 合格率 15~18%

この上司、他部署からも有名なやり手だったのです。

なので、合格したら少しは認めてもらえるかも?!という下心もありました(笑)

3. 英検2級:英会話カフェから広がった「親子の世界」

 第1子出産後、近所の教会の英会話カフェに飛び込んだのがきっかけです。

その英会話カフェは同じ無宗教の方もたくさんいるところで、安心して参加することができました。

その中の宣教師の1人と仲良くなり、この人ともっと深く話したい!という好奇心から勉強を始めました。

  • 取得コスト:メルカリで中古の参考書を揃え、15,000円程度
  • 勉強スタイル:英検2級でる順パス単第5版を徹底的に暗記。その知識を基に問題集を内容を覚えるくらい解きまくりました。また、Youtubeで新たな問題に触れまくり、アプリも併用。使用したアプリは『ターゲットの友』英検®トレーニング。ターゲットの友は、参考書を基に作られていますが、参考書なしでも充分単語の勉強として活用できました。また、英検®トレーニングはとにかく問題数が多く、単語・熟語・長文読解・リスニング・スピーキングとすべての範囲を網羅できる素晴らしいアプリでした。どちらのアプリも無料で使えるところがありがたいです!!
  • 結果:2年間の独学を経て、2025年7月に上位2%の成績で合格!
  • 合格率 25%弱

間に第2子の妊娠・出産があったので、受験するまでにに2年もかかってしまいました…。

 驚いたのは、私の勉強する姿や外国人の方と英語でしゃべる様子を見て、上の子(幼児)が「これ英語でなんて言うの?」と興味を持ち始めたこと。

 たまに難しい質問にタジタジになりますが、一緒に調べる過程そのものが、最高の家庭教育になっています。

 グローバル化が進む現在、英語の力はあって邪魔なものではないですからね!!

4. 挫折を未然に防ぐ!私が実践した「独学継続」2つの鉄則

ここまで私の資格取得の道のりをお話ししてきましたが、「どうやってモチベーションを維持したの?」と聞かれることもあります。

育児や仕事と並行しての勉強は、正直ラクではありません。

そこで、私が数々の試験を乗り越える中でたどり着いた、「心を折らないための勉強法」を2つお伝えします。

1.「どうしても苦手な科目」は勇気を持って捨てる

 試験の種類にもよりますが、多くの試験は満点を取る必要はありません。

例えば、私が経験した就職試験では20種類もの広範な科目から出題されました。

私は、昔から苦手だった「数学」や、履修経験がなかった「物理・化学」は思い切って「捨てる」決断をしました。

全70問中、これらが出るのはわずか3点分程度。

その数点のために苦手の沼にハマってストレスを溜めるより、出題数の多い得意分野を伸ばして確実に点数を稼ぐ方が、トータルの合格率はぐんと上がります

2.「易しい問題集」をあえて手元に置く

 「問題集は1冊を完璧に」とよく言われますが、私はあえて2冊持つことをおすすめします。

それも、1冊は「自分にとって少し易しすぎる」くらいの内容にすること。

どんなに好きな分野でも、必ず壁にぶつかる「苦手回」がやってきます。

そんな時、難しい解説書だけで悩み続けるとモチベーションは急降下します。

そこで易しい問題集の出番です。

「これなら解ける!」という小さな成功体験を積み直すことで、「自分でもできる」という自信が回復し、つらい時期を乗り越える原動力になります

勉強で一番大切なのは、完璧主義を目指して挫折することではなく、「合格のラインまで、いかに自分をご機嫌に連れていくか」だと思っています。

5 新提案:「汎用ワーク」×「スキルワーク」のハイブリッド最強説

前回の記事で比較した2つの働き方ですが、実は「両方を組み合わせる」ことも、退職後の理想の形になりうるのではないかと考えています。

  • 週3回(スキルワーク):保育士として専門性を活かし、高い時給でしっかり短時間稼ぐ。
  • 週2回(汎用ワーク):大好きなレストラン等で働き、責任を背負いすぎず楽しく働く。

 資格という「強い盾」で経済的な安定を確保しつつ、汎用ワークという「心の余白」で働く喜びを味わう

この選択肢の多さこそが、本当の「自由」の正体かもしれません。

 200万円かけた専門学校時代に比べれば、今の資格取得は「スマホ代数ヶ月分」の投資。

それでいて一生モノの武器になるのですから、これほどコスパの良い投資はありません

まとめ:あなたは5年後、どう働きたい?

 学費のために必死に働いた学生時代、ファミレスで過去問を解いた結婚前、そして育児の合間に単語帳を開いた今。

振り返れば、どの努力も無駄なものは一つもありませんでした。

 「いざとなったらこっちも選べる」という武器を磨きつつ、日々の小さな「好き」も大切にする。

そんな欲張りな未来のために、私はこれからも新しい「種」を蒔き続けていきます。

退職した後に動き始めるのでは、私にとっては遅いのです。

皆さんは、退職後にどんな働き方を理想としていますか?

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