「退職して自由になりたい。でも、一体いくらあれば私は不自由なく暮らせるの?」
資産形成を頑張るほど、そんな疑問が頭をかすめるようになりました。
そこで私は、自分の「幸せの最低ライン」を知るために、「1か月間、極限までお金を使わない生活」という人体実験を実行したのです。
その結果見えてきたのは、世の中の節約本には載っていない、私だけの「譲れない聖域」と、退職後に本当に必要な資産の姿でした。
1.「お菓子断ち」で起きた最大の失敗と、タガが外れた夜
「1円も使わない」と決めて生活してみると、強烈に欲したものが2つありました。
1つは、お菓子や甘い飲み物などの嗜好品です。
実は、この実験中に大きな失敗をしました。
お菓子を我慢しすぎてストレスが限界に達し、ある日ついにタガが外れてしまったのです。
気づけばお店に駆け込み、チョコやスナック菓子など、一般的に「体に悪い」といわれるお菓子のオンパレードでドカ買い。
さらに、普段は「おいしそうなものがあれば少し試す」程度のお酒にも、勢いで手が伸びてしまいました。
別に酒豪というわけではありませんが、「ここまで我慢したんだし、もういいや!」という解放感から、普段はやらないような飲み方をしてしまったのです。
「やってしまったな……」という罪悪感はありましたが、この経験により「あ、私にはおやつとお酒で一息つく時間がないとダメなんだ」と、身をもって実感することができました。
退職後のお金を計算する上で、この「心の潤い費」は削れない必要経費だと割り切るきっかけになったのです。

どれも本当においしかったことだけ、お伝えさせてください(笑)
「お菓子」を資産形成のモチベーションに変える
この失敗を経て、私は戦略を変えました。
お菓子を我慢するのではなく、「仕組み」でお菓子を手に入れることにしたのです。
それが、お菓子やギフトカードがもらえる「株主優待」の積極的な取得です。
現在、私が「お菓子の聖域」を守るために実際に保有している具体的な銘柄を紹介します。
- KDDI(9433): カタログギフトでお菓子が選択可能です。
- 日本管財HD(9347): カタログギフトの定番。
- ジョイフル本田(3191): ギフトカードやカタログギフトで実質的にお菓子を賄えます。
- ヒューリック(3003): 300株以上の保有で豪華なご褒美お菓子が選べます。
- ベルーナ(9997): カタログにお菓子がラインナップされています。
- エディオン(2730)・ビックカメラ(3048): 店舗やオンラインショップでお菓子を購入できるので重宝しています。
これなら、現金を使わずに大好きな「聖域」を守りながら、楽しく資産を増やせます。

同様の理由で、クオカードやデジタルギフトも集めています!
2.海を越えて続く「誕生日が同じ」親友との縁
もう1つ、お金がかかっても絶対に守りたいと思ったのが「人との繋がり」です。
第1子が生まれて数か月後、私は宣教師の勉強のためにアメリカから来ていた女性と出会いました。
驚くことに、彼女とは誕生日も年齢も全く同じ。
この運命的な出会いから、私たちはすぐに意気投合しました。
彼女は私の第1子の面倒もよく見てくれ、家族のような存在でした。
彼女の帰国直後に私の第2子が生まれ、その1年後くらいには彼女にも娘が誕生。
今では、お互いの国のおやつや、現地でしか手に入らないスタバのタンブラー、子どもたちの服やおもちゃを大量に送り合う仲です。
特に、日本では普段着用として「前がボタンになっている子ども用襟付きシャツ」はあまり売っていませんが、アメリカの彼女が送ってくれる服の中に、その服があったのです。
試しに着せてみると、これがよく我が子に似合う!!!
送料も中身も安くはありませんが、この縁を繋ぐための支出は、私にとって「人生で最も価値のある投資」。
いくらお金が飛んでも、1ミリも惜しくないと思える聖域です。
3.極限の生活でわかった「自分」という人間の分析
過酷なこの1か月を過ごしたことで、将来の自分が何を欲するか、今の自分だけでは分析しきれない部分があることも分かりました。
未来の自分は、また別の「聖域」を見つけているかもしれません。
しかし、同時に大きな安心感も得られました。
「お菓子、少しのお酒、そして友人との縁」さえあれば、そんなに多くのお金がなくても、私は困ることなく幸せに暮らせるという事実に気づけたからです。
4.まとめ:何にお金を使うかは「どう生きたいか」と同じ
この実験を通して、私は退職後のビジョンが明確になりました。
豪華な海外旅行や高級車はいりません。
でも、自分の機嫌を整えるためのお菓子と、大切な友人や家族との心の交流。
この2点にお金を使える自由さえあれば、私は十分に幸せなのです。
一か月、勇気がある方は試してみてはいかがでしょうか?
実際にお金を使ってしまっても大丈夫、きっとその出費は、将来のあなたを支えてくれる、
「あなたに本当に必要なもの」なのでしょうから。
