2024年の新NISA開始以降、空前の投資ブームが続いています。
SNSを開けば「資産◯◯万円達成!」「FIRE(早期リタイア)確定!」といった華やかな言葉が並び、現実世界でも職場や友人との会話で「投資、やってる?」という話題が出ることも増えました。
しかし、もしあなたが「資産を貯めて退職」や「家族を危険に晒したくない」なら、その口を固く閉ざすことを強くおすすめします。
「投資で資産を作っている」ことを周囲に話すのは、実はデメリットの塊です。
本記事では、私がなぜ「お金を持っていないように見えること」を徹底しているのか、その理由と、例外的に信頼して話している相手について徹底解説します。
1 現実世界で投資を公言する「5つの致命的なデメリット」
ネットの世界では当たり前の「投資」も、現実世界のリアルな人間関係においては「劇薬」になります。
まずは、口を滑らせることで生じる具体的なリスクを見ていきましょう。
① 「たかられる」という精神的・金銭的搾取
投資をしていると公言することは、周囲に「私は今すぐ使わない、余裕のあるお金を持っています」と宣伝しているのと同じです。
これが、以下のような理不尽な事態を引き起こします。
- 「多めに出してよ」という空気感: 飲み会やランチで、会計時に「投資で儲かっているんだから」という無言の圧力やマウント。
- 「貸して」という最悪の依頼: 相手が困っている時、「あそこなら持っているはず」という安易な期待を持たせてしまいます。
② 嫉妬という「見えない牙」から家族を守る
日本社会において、「働かずに(運用で)お金を増やす」ことへの偏見は未だに根強く残っています。
特に同じくらいの年収だと思っていた相手が、実は数千万円の資産を築いていると知った時の「嫉妬」は恐ろしいものです。
- 近所付き合いや子供への影響: 「あそこの家は投資で成金らしい」という噂は一瞬で広まります。それは、自分だけでなく、子供や夫の人間関係にまで影を落とすリスクがあります。
- 防犯上の懸念: 資産状況が透けて見えることは、空き巣や詐欺、強盗のターゲットリストに自ら名前を書き込むようなものです。

家族まで危険に晒すのは、誰も願っていないですよね
③ 暴落時の「ほら見たことか」というマウント
相場は常に右肩上がりではありません。
必ず「◯◯ショック」のような大暴落がやってきます。
投資を公言していると、市場が冷え込んだ時に必ずこう聞いてくる人が現れます。
「ニュースで見たけど、株すごい下がってるね。大丈夫?(笑)」
これは心配ではありません。
「自分と同じステージに落ちてきたことへの確認」という残酷なマウントです。
メンタル管理が重要な時期に、こうした外野のノイズは百害あって一利なしです
④ 怪しい投資勧誘のターゲットにされる
「投資に興味がある人」は、詐欺師やネットワークビジネスの勧誘員にとって絶好のカモです。
「新NISAより効率がいい話がある」「月利10%確定の案件がある」といった、あなたの資産を奪い取ろうとする悪意が寄ってきやすくなります。

最近X(Twitter)を始めたのですが、さっそく初日に
そんなメッセージが届きました…
⑤ スムーズな退職への障害になる
これが「5年後退職」を目指す私にとって最大の懸念です。
「資産があるから辞める」と知れ渡ってしまうと、退職時に「いいよな、余裕があって」「会社を捨てるのか」といったあらぬ憶測や嫌味を言われる可能性が高まります。
円満に、かつ静かにフェードアウトするためには、資産家キャラは邪魔でしかないのです。
2 「足るを知る」生き方が、意図せず最強の防衛術になる
私たちは、自分たちを「お金を持っていない」ように偽って演じているわけではありません。
単に、夫婦ともに「物欲がなく、自分たちにとって必要最低限のものがあれば十分に幸せ」という価値観で生きているだけです。
この「自分たちの心地よい暮らし」を貫くことが、結果として最強の資産防衛に繋がっています。
① 承認欲求から解放された、夫婦の「最適解」
世の中には「稼いだら高いものを買う」という空気がありますが、私たちにはその感覚がありません。
ブランド品や高級車ではなく、ユニクロを愛用し、お弁当を持参して、家でゆっくりコーヒーを飲む。
その質素に見える生活こそが、私たち夫婦の贅沢です。
②「普通」という透明な盾
「見せるための消費」をしないため、周囲からは「ごく普通の、少し余裕のない会社員」に見えているかもしれません。
しかし、その「透明感」こそが、誰からも比較されず、誰からも期待されない自由を生んでいます。
無理に見栄を張らないからこそ入金力も最大化され、5年後の退職という目標に向かって、誰にも邪魔されずに突き進むことができるのです。
3 【例外】私が投資の話を打ち明けている「信頼の輪」
沈黙を貫く私たちですが、完全に一人で戦っているわけではありません。
同じ志を持ち、共に高め合える「信頼の輪」だけは大切にしています。
- 投資の先を行く「尊敬できる先輩」: 私より遥かに知識があり、既に資産を築いている方。この方は私に「たかる」必要がなく、対等に、かつ謙虚に学ぶことができます。
- 両親: お金について苦労していると思いますが、何よりも私の幸せを願ってくれているので、たかられる心配がありません。また、家族としての責任を果たすために、将来のリスク(介護や相続)を含めて状況を共有しています。
- 最強のパートナーである「夫」: 同じ「物欲のなさ」と「堅実な人生観」を持つ夫。外では「普通」を装い、家では着実に増える資産を二人で喜び合う。このギャップが、私たちの最強の絆です。

しっかり見極めて話せた人たちなので、現状実害は何もございません!
4 5年後の退職をスムーズにする「布石」
5年後に退職する際、「資産家だから辞める」と思われないことは非常に重要です。
ずっと「必要最低限の暮らしを大切にしてきた人」という印象であれば、退職する際も「質素に暮らす工夫ができたから、自分らしい生き方を選んだ」という理由が自然に受け入れられます。
周囲の反感を買わずに、静かに、かつ確実に自由を手に入れるための布石を、今から打っているのです。
5 まとめ 私たちの幸せは、誰にも見えない場所にある
「投資をしていること」を他人に知られて得することは、一瞬の見栄が満たされること以外にありません。
私と夫は、これからも自分たちの「心地よい質素さ」を大切にしながら、現実世界では「普通の人」として溶け込み続けます。
そして、その裏で着々と積み上がる資産を、5年後の自由へと繋げていく。
その沈黙の先に、本当の自由が待っています。
【次回予告】信頼のラインはどこにある?「話していい人」の条件
投資の話は、基本的には「沈黙」が金です。
しかし、記事の中で触れたように、私にも例外的にすべてを打ち明けている「信頼の輪」が存在します。
資産形成という孤独な道で、共に高め合える「戦友」や「先駆者」の存在は、5年後の退職をより確実なものにしてくれます。
では、私はどのような基準でその人たちを見極め、情報を共有することにしたのか?
次回の記事では、「投資の話をしてもいい人の見極めポイント」と、私が信頼を寄せる人たちの共通点について詳しく深掘りします。
「孤独に頑張るのが辛くなった時、誰を頼ればいいのか」と悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
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